ボレーのグリップ先行の感覚

ボレーのグリップ先行の感覚についてですが、
「手首の関節を使って先行させる」
「どんなに脱力して構えても肘は曲がるのでこの曲げを伸ばしていく感覚で先行させる。手首に伝わって脱力していた手首が解放されてグリップが先行する」
「胸を張りに行く(バック)又は肩甲骨を開きに行く(フォア)。肘に伝わって伸びる。さらに手首に」
のどれが正しいのでしょうか?

こんにちは、お問い合わせありがとうございます。
『ボレーのグリップ先行の感覚について』お答えします。

ゆるゆるに全ての筋肉を緩めた上半身(最低限の力でボレーの形だけはキープ)を骨盤の上に乗せておきます。
ですから、姿勢が起きないと骨盤というお皿の上に上手く上半身が乗らないので姿勢は起こしておきます。

その骨盤がネット方向へ少しだけでも移動すると、その上に乗っているプリンや豆腐みたいにゆるゆるになった上半身が骨盤に近い方から順に前方に引っ張られて行く感覚があると思います。

テークバックで捻った腰の向きをキープしたままであれば、打ちたい方向に胸、肘、手首という順(フォア)に前方に引っ張られ、グリップ先行の形になります。
バックは脇腹、肩甲骨、肘、手首という順になると思います。

骨盤を動かす為に踏み込んでも良いし、踏み込まずにわずかな体重移動だけでもOKです。
腹筋も背筋も、肩甲骨周りも、首周辺も、筋肉をプリンの様にゆるゆるに緩めておくことが非常に大事に成ります。

骨盤の移動開始からインパクトまでの時間差がありますので、タイミングの取り方は、やりながら慣れて行ってください。