ジャンプとかわし動作

以前DVDを購入させていただいたものです.いつも参考にさせてもらってます.仕事は理学療法士をしています.60歳男です.
DVDやその他ブログで貴殿が言われていることは,ほとんど正しいことだと感じておりますので,そのようにできるように努力しておりますが,その中でどうしても理解出来ないことがいくつかあります.
可能ならば,3つお教え願いたいのですが.その内容は,プロの打ち方と貴殿が言われていることが異なるところが2つ,意味の分からない所が1つです.つぎの1~3です.1.サーブで飛び上がらない方がよい.とおっしゃってますが,プロは飛び上がっていますので,飛び上がることに利点があるのではないか,ということです.2.これも似てると思いますが,ストロークで足を伸ばしてはいけない.とおっしゃってますが,プロは伸ばすどころか飛び上がっています.これも脚を伸ばすことに利点があるのではないか?という疑問です.3.今回のメールにありました「かわし」という言葉の意味です.ラケットを立てるのはどうしてなのか常々考えておりましたが,考えていたことはラケットの位置エネルギーを利用しているのかなぐらいで,昔のようにラケットを水平に引いたところであまり差はないだろうと思っていました.今回「かわし」という表現は初めて聞きましたので,これは何か自分の考えの及ばないことであろうと思って,是非その言葉の意味をお聞きしたいと思いました.
質問等をしてよいかどうかわかりませんが,自分で考えてもなかなかわかりませんでしたのでメール致しました.よろしくお願いいたします。

DVDご購入ありがとうございます。

ご質問いただきました3点について、私の考えを述べさせていただきます。

1と2につきましては、

まず初めの段階として、サーブでもストロークでもジャンプしない事をお勧めしています。
これは、ジャンプすることにより、バランスが崩れることを避けるためです。
しっかりと地面に足をつけた状態で、身体の中に流れる力の流れを感じて、身体の軸がブレないようにしていただきたいからです。

地面からの反発力を上手くラケットへ流せるようになったら、その力の量を増やして行くと、自然とジャンプするようになります。
これは伸筋を強く連動した結果、ジャンプしてしまったという状態です。

今のところ、コレが理想的な順番だと考えています。

3につきましては、

ストロークのテークバックでラケットを立てたり、少し腕を回内させたりすることで、やや筋肉を捻った状態をつくることを『かわし動作』と言います。

ややかわすことで、全身を脱力したまま身体を独楽軸で回した時に、インパクト直前に腕の強烈な捻り戻し(回内⇒回外⇒回内)が行われます。
その勢いでラケットが立ち上がる瞬間にインパクトすることで、より強烈にボールに縦回転を掛けることが可能になります。

鞭の先端が返る様に強烈にラケットがワイパーのように動く動きのことです。
トッププロの動画をスローで見ていただくとほとんどのプロが行っています。

答えになっていますでしょうか?

これからも一緒に頑張りましょう。
応援しています。