今回お尋ねしたい事なのですが、しみついた癖をどのようにしたら短期間で矯正出来るかという事です。
私の知人もテニスをしているのですが、なかなか”二度引き”の癖が抜けず振り遅れる事があるので何か良い練習方が無いかという事でした。
脱力DVDにあるように”早い構え”が重要なので相手がボールを打つ時に一旦はテイクバックするのですが、ボールが飛んできてバウンドする時にそれに合わせて、さらにもう一度引いてしまうようです。
この癖を、早く矯正する良い練習法や、直すために特に意識しておく点がありましたら教えて頂きたいと思います。
以上、宜しくお願い致します。
こんにちは。
上達して行く為のとても良い質問をありがとうございます。
◆しみついた癖をどのようにしたら短期間で矯正出来るか
これができると、短期間で上達しますね。
いつもレッスンで感じることなのですが、新しい事をやろうとした時に、比較的早くそれを身体で表現できる人とできない人がいます。
この差は何から来るのか?
新しいことがなかなかできない方は、以前の自分のやり方が一瞬でも捨てられない人です。
例えば「ストロークのスイングは下から上だ」と信じてやってきた人は、「真横に振りましょう」といっても、なかなか横振りにできません。
下から上のスイングに執着しているんです。
ミスしても空振りしてもよいから、とにかくやってみる人が、どんどん変わっていける人です。
しばらくやってみて、気に入らなければ元に戻せば良いだけです。
それでも相手コートにボールを入れることや、強いボールを打つことに執着している人は、なかなか変われません。
良い方向に変化して行くのが上達です。
変化しないのは停滞ではなく衰退です。
周りは全て変化して行っている訳ですから。
もし2度引きを本気で直したいなら、2度引きではない打ち方とはどんなものなのかを確認してください。
そしてそのイメージを頭に焼き付けて、実行してみましょう。
ビデオに撮って確認できると一番良いと思います。
例えば素振りをビデオに撮っても良いと思います。
ボールを打つ感覚をイメージしながらまず素振りでできるように練習しましょう。
素振りをビデオに撮るのは、僕もしょっちゅうやっています。
やりたいことがすでにできている人をイメージしたり、動画で見比べたりしながら素振りをビデオに撮ります。
これは、とても効果が有る方法ですので、是非トライしてみてください。
何よりも大事なのは、『いつまでに変わるかを決めること』です。
この決意が無いと、知らないうちに1年2年と、あっという間に何も変わらないまま過ぎてしまいます。
決意を固めて頑張ってください。応援しています。