榊原コーチ、こんにちは。
以前、友人が手首を傷めてしまったときに、アドバイスをいただきました。
おかげさまで友人の手首の調子も随分よくなり、普通にテニスができるようになりました。本当に、ありがとうございました。さて、本日メールをさせていただいたのは、フォアハンドストロークについてお聞きしたいことがあるからです。
この1年くらい、試合に出るようになり、以前のように思いっきり打つことができなくなってきました。
自分でも、すごく力を入れて力を抜いている(あたりがソフトになるようにコントロールしている)のが分かるほどです。
自分よりも年上の方と試合をすることが多いため、それでも(ボールをオープンスペースに置きにいくような感じ)勝てるのですが、自分的にはすごくストレスが残ります。力を入れて打ちたいけれど、そうするとアウトになることが多いのです。
コーチからも「もっと強く打って」といわれるのですが、どうすれば強く打ってもコートの中に入るのか、もはや分からなくなってきています(苦笑)。
スピンをかけたいのですが、ボールをこする感覚が分かりません(すごくこすれているようなときは、ネットにかかりますが、スピンがかかりきらずアウトしてしまうこともよくあります)。脱力してスピンをかける場合(榊原コーチのおっしゃっている横振りする場合)、ボールとラケットが接触する際、ラケットは地面に対して垂直ですか?それともボールに少しかぶさるような感じですか?
ラケットが地面に対して垂直な場合とそうでない場合には、ボールのこすり方というのは変わるのでしょうか?ワイパースイングとか、ラケットヘッドをすごく下げて下から上にこすり上げるようなスイングとか、情報としては色々あるのですが、ラケットの動きがわかっても、接触時にラケットがどのようにしてボールを捉えていて、どのように転がしている(すっている)のかが分からず(スロー映像で見ても、速すぎて見えない)、頭の中がモヤモヤしています。
榊原コーチがフォアハンドのスピンを打つ場合、ボールをこすっている感じがするのですか?それとも、運んでいるとか、転がしているとか、何か他の表現が当てはまるような感覚なのでしょうか?それとも、違う感覚なのでしょうか。私は、榊原コーチがおっしゃっている「厚い当たりのベースライン辺りで落ちるようなボール」が打ちたいのです。
ただただスピンがかかっているボールが打ちたいわけではありません。
力強く、なおかつコートの深いところに収まるボールが打ちたいのです。それを理解するのに、dvdは、有効ですか?参考になるでしょうか?
質問だらけで申し訳ないのですが、どうぞご教授いただけますようお願いいたします。
ご質問ありがとうございます。
ストロークでボールにスピンをかけるやり方を説明しますね。
まずはグリップをゆるゆるに持ちます。手首もゆるゆるです。
ボールに当たるラケット面は地面と垂直です。
スイングはワイパースイングです。
線でボールを捕えずに点で捕えますが、脱力していればボールをガットでつかむ感覚があるので、線で捕えたように感じるはずです。
厚目に当てるか、こするように薄目に当てるかは、どんなボールを打ちたいかによって変わります。
腕のスイングはほぼ横振りです。が、ラケットヘッドはワイパーするのでインパクトでは下から上へ動きます。
こすり過ぎてのネットや、掛かり損なってのアウトは、感覚をつかむまでの間に起こる自然なミスですので、
気にし過ぎないようにしてください。感覚が分かってくれば徐々にコントロールが付いてきます。
力んでいると肩が上がってしまい、ラケットがスムーズに動きません。肩が上がらないように遠い打点で捕えると良いです。
身体の使い過ぎもミスの原因になります。
はじめは手首から先だけで回転を掛ける感覚で良いですが、これも力んでいてはできません。
脱力していれば、手首から先だけで回転を掛けようとすれば勝手に全身が使えるようになります(自分では分からないかもしれません)。
自分が打ったボールが入るかどうかではなく、打ったボールが回転で落下しているかどうかを確認してください。
コントロールは後から勝手についてきます。
ざっくりの説明になりますが、これをヒントに頑張ってみてください。
是非、一度テーマがトップスピンの時の1day キャンプにいらしてください。
お待ちしています!